募集小説T 霊安室(第三章)

  やがて美佳の退院の日も明後日になり中川さんは「いよいよ明後日で二人ともお別れね。寂しくなるわ。」と云いながら、 日陰のせいかあまり顔色が良くなく元気がなさそうに見えた。真由美は「やっぱり後から入院してきた人が次々と先に退院していく姿を見送らなければならない自分がよほど惨めになっていまうのだろうな。 それで中川さんは元気が無いのだろうな」と思ったのである。これから起こる恐ろしい出来事を真由美も美佳も知るよしもなかったのである。


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