募集小説T 布切れ(第五章)

  彼女は早速好きな男の名前を書いてその布切れに包んで手を合わせてみたのである。 ところが、一週間たっても二週間たっても何の効果もなかったのである。 彼女は、やはり迷信に過ぎない只の気休めだと思い諦めかけていた矢先に一台の携帯を拾った。 警察に届けようか迷っていると突然、その携帯が鳴り出したのである。


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